生き急ぐことさえ、君のためだと思ってた。

二人、という単位に弱いです。
ユニットとしての最小単位であって、逃げたくても逃げられない、相手に対峙せざるを得ないその閉塞感に惹かれます。だから安定したパートナーシップに対する憧れというよりも、ジャンル*1としては殺伐モエなんだね自分。別に仲良しさんじゃなくてもいいの。ホモソーシャル的なものとは真逆で、むしろ外部に助けを求めてるような、そんな二人に目がいってしまう。
どこか似てるのに、見た目も性格も物の考え方も違う。得意不得意も違う。そういう二人が一緒にいると相乗効果で個の実力以上の煌きを放つので、世間も注目するわけです。自分の脳みそはけっこう腐ってますけど、それを抜きにしても、やっぱり魅力的なのだと思う。ダウンタ/ウンとか、爆/笑問題とかね。組合せの妙ですよね。そして実力が拮抗してればしてるほど、殺伐さが増すような印象があります。相手の存在感がもう可愛いんだか鬱陶しいんだか憎いんだか、本人達もよく分かってない感じとかすごい好き。だからキンキを好きになったんだと思う。
ライバル的な要素を孕み、なおかつ一緒に仕事ができて、他人がみても魅力的な組合せって、貴重なんです。滅多にないし、だから抜きん出てくる。ほんとに貴重なんですよ。大事なことなので二回いいましたが。

今回の赤西さん本人からの正式なコメントを読んで思ったのは、やはり「も っ た い な い・・・・!!」です。カツンに関しては昔から追ってて詳しいとかじゃないので、あまりエラそうなこといえないのですが、亀梨くんと赤西さんは、組合せとしては滅多にでない逸材だったのに。6人組なのにツートップとして前面的に押し出してきたのも納得の二人ですよ。このあたりはさすがというか、お試し版のグループを幾つも作って厳選する事務所のやり方に思うところはあるけれど、その厳しい事務所に、ファンに、これだと思わせた二人だったわけです。もったいねー。
シンメという言い方はあんまりピンとこないのですが*2、ずっと並んでいて欲しい二人でした。この先どこかでまた線が交わる時があるのかもしれないけれど、今の旬の時期にそれが見れなくなるのは何とも残念無念です。歌声はもちろん、その存在が、出色の二人だったんだよ。もっと聴きたかったし観ていたかった。
ここ数年の赤西さんの何かを倦んでるような雰囲気は伝わってきてはいたのだけれども、解決策が離れることなんて切ないなあ。何とか頑張って、あらゆる手段を使ってでも一緒に歌っていて欲しかったです。
もったいない、という表現しかできないのが口惜しい。かなり、かなしいです。


(あー、ちょっと全体的に腐臭がするかしら。苦手な方すみませぬ。)

*1:なんの?笑

*2:だってダンスのポジションですよね。