Φアルバム

Φ【完全初回限定盤】(DVD付)

Φ【完全初回限定盤】(DVD付)

全体的にぐんと大人っぽくなった感じ。
少なくともアイドルのアルバムって雰囲気じゃないですね。そういえば彼らももう30手前なんでした。年齢相応になってきていいのではないでしょうか。
Jアルバムでも別にいいとは思いますけど、Φアルバムとしたところがこれからの流れを考えたときにこのアルバムはいいアクセントになるのかも。ちょっと流れをはずしてみる、うん、こういう遊び方は好きだなあ。
以下、ひとこと感想。

1.lOve in the Φ
がっつりヒップホップ系?こんなに重たいゴリゴリ系は初めてですよね。なんちゃってじゃないの。かっこいーです。
2.涙、ひとひら
スシ王子が夕日の中で美しくポーズを決めている映像がどうしても浮かんできてしまう。哀愁路線だけどダンサブル。これはキンキの持ち味であり最大の魅力だと思うので、この路線は維持していって欲しいなあ。
3.snapshot
二人の声のハモが好きだ。織田さん曲なんですね。切ないメロディー。
4.the EDGE of the WORD
貝になりたい、なんてブンガクテキな詩が印象的。
5.風の色
いい感じに歌謡曲。爽やかに勢いのあるメロディーです。二人の声のハモリが気持ちいい。
6.Lose Control
燃え盛る焚き火の前で、神への踊りを捧げてる原始の集落にでも迷い込んだような、そんな曲。(どんなだ。)光一さんて、ご本人はミモフタモナイ感じで実際的な効率人間っぽいのですが、音楽の趣味は偏執的。ループループで音重ねる重ねる。す、すきなんだねえ、こういうの・・・。
7.sinse 1997
調子っぱずれなホーンからどんな曲が始まるのかと思ったらジャニーズにあるまじき(問題発言)お洒落曲でした。フレンチポップスのようなスパニッシュのような、軽いリズムとボーカルが心地よいです。かっこいい。
8.unchanged
剛さんはどっちかいったら泥くさい感じの曲が似合うかなと思ってたんですが、こういうスマートな曲をさらっと歌うのもいいですね。都会的。ドライブしながら聴きたい、そんな感じ。
9.BRAND NEW SONG
キラキラな、ウキウキな、キュートな、ポップソング。華やかさでは突出してますね。可愛くて大好きです。つくづくPVの出来が残念無念で悔やまれます。
10.銀色 暗号
「愛のかたまり」の姉妹曲、若しくは愛かた第2章〜*1みたいな。愛かたの女の子が、束縛されて喜んだりその人の香りに仕草に一喜一憂している若い恋をしていて、銀色暗号の女の子はもうちょっと大人で静かな恋をしているような。二人の間にある、秘密の暗号。共有する孤独。剛さんの女性詩は毎度のことながらなりきりっぷりに感心しますね。そして光一さんのつくるメロディーは切ないなあ。
11.ノー・チューンド
優しい歌。二人のボーカルが甘いので、詩のメッセージが説教くさくなりすぎず、いいバランスではないでしょうか。生きていけばいいんだよ。うん、そうだよね?
12.永遠に
徳永さんは人に楽曲提供せずにご自分で歌うのが一番だと、徳永Ver.を聴いてしみじみと思ってしまったんですが、キンキのこれはこれでいいのかなと、何度も聴いてる内に思えてきました。これにて締めます、というのが似合うラスト曲。


一言じゃないや。長くなっちゃった。笑
このアルバムに特典DVDがついてこの価格というのは、お得感満載です。ふとっぱらだねえ、きんききっず。おススメな一枚。未聴の方はぜひどうぞ。

*1:ロード@とらぶりゅーは第何章まであるのだろうか。